かつて一世を風靡したプロ野球カードが、新たな形で盛り上がりを見せている。バンダイが販売するトレーディングカード「プロ野球オーナーズリーグ」がそれだ。今年3月20日の発売以来、3カ月で1000万枚以上を売り上げるなど、大ヒット商品に育ちつつある。

従来のプロ野球カードと同様に、カードの表面には選手の写真が、裏面には紹介文や年間成績などが記載されている。加えて、オーナーズリーグではネットと連動させたオンラインゲームも楽しむことができるのだ。

具体的にはどうやって遊ぶのか? まずプレイヤーはPCや携帯電話から公式サイトにアクセスし、会員登録する(無料。一部有料あり)。次に、店頭で購入したカードのシリアルナンバーを入力。そうするとゲーム上でそのカードの選手を獲得したことになり、選手のポジションや打順などを自由に設定する。その後は、他のプレイヤーとのリーグ戦やオープン戦を勝ち抜いていく……という流れだ。選手を集めてチーム編成を決め、自分だけのドリームチームを運営するのは、まさにプロ野球のオーナー気分。現実の選手らの成績をゲーム内に反映させるといった、リアルなデータを重視したのも野球ファンに好評だ。

オーナーズリーグは、ネット連動型のトレーディングカードとしては第2弾の商品。第1弾は機動戦士ガンダムを題材とした「ガンダムクロニクルバトライン」。こちらはカードをゲーム上に登録するためのカードリーダーが必要となるなど、プレイするのにややハードルが高い。対するオーナーズリーグは、PCか携帯電話さえあればいつでもゲームを楽しめるので、非常にお手軽といえるだろう。

プロ野球という国民的スポーツを題材にしていることもヒット要因のひとつだろうが、バンダイの広報担当者は「カード集めの楽しさをみんなで気軽に共有できるようにした点が、多くの人にウケたのではないか」と語る。「オンラインゲームとして面白いものを目指すというより、カード集めがもっと楽しくなるウェブサービスを重視した。友人同士でリーグ戦が組めるようにしたり、掲示板でコミュニケーションが取れるようにしたりするなど、友達とワイワイ盛り上がれる場所として機能しているのではないか」(バンダイ広報担当者)。

9月には追加選手と最新データを反映させた新バージョン「2010 OWNERS DRAFT 03」も発売予定。今後も、現実のプロ野球に負けないほどの熱戦が繰り広げられそうだ。
(文/糸数康文=Office Ti+)


私も60/1000万は貢献している。